2年目の看護師が「仕事に行きたくない」と思うのはなぜか?
それは、重症患者を受け持って、インシデントを起こしてしまうからです。
インシデントを起こせば、仕事に行くのが怖くなります。
仕事に行きたくないと思いながら働いていてもストレスが溜まるだけです。
だから、2年目の看護師は今の状況を変えて、
「仕事に行きたい」
「よし、仕事に行くか!」
と思えるようにしなければいけません。
今の職場でできる解決法は、先輩に認められようとしないこと。
そして、転職するなら、人手十分で先輩が患者第一に考えている病院か、重症患者がいない職場を選びましょう。
「え?それってどういうこと?」
そんなあなたの疑問に、今からお答えしていきます!
この記事を読めば、2年目の看護師は仕事に行きたくないというストレスを解消することができます。
そして、看護師の仕事をすることにストレスを感じなくなりますよ。
目次
2年目看護師が仕事に行きたくない時の解決法:先輩に認められなくても良い!
2年目の看護師が仕事に行きたくないと思うなら、まずはあなた自身の考え方を変えましょう。
あなたは今、心の奥底では先輩に嫌われたくない、先輩に認められたいと思っています。
その気持ちを捨てて、先輩に認められなくても良いと考えれば、あなたは仕事に行きたくないストレスから解放されます。
怒られたくないから先輩に聞けなくなる
2年目の看護師が重症患者を受け持つ場合、わからないことやできないことが多々出てきますよね。
その時に、フォローをしてくれる先輩に聞ければ、インシデントを起こすことはありません。
インシデントを起こさなければ、仕事に行きたくないとは思わなくなります。
でも、フォローをしてくれる先輩が怖くてすぐ怒る場合、あなたは怒られたくないから、先輩に聞けなくなりますよね。
「これ、どうすれば良いですか?」
と聞いただけで、
「はぁ?2年目なのに、まだできないの?いい加減にしてよ!」
と怒られたら、怖くて聞けなくなりますよね。
2年目の看護師が重症患者を受け持つ時に、フォローの先輩がついてくれても、その先輩に怒られるのが怖くて、わからないこと・できないことを聞けなければ、インシデントを起こします。
インシデントを起こせば、看護師の仕事をするのが怖くなって、仕事に行きたくないと思うのは当然のことです。
先輩に怒られたくないのは先輩に認められたいから
2年目看護師が重症患者を受け持って、先輩に聞けなければインシデントを起こすリスクは高くなります。
それはわかっているけれど、それでも先輩に聞けないのはなぜでしょうか?
「先輩が怖いから」
確かにそうです。
でも、本当にそれだけでしょうか?
先輩が怖くても、患者さんの安全第一で行動すれば、怒られるとわかっていても、あなたは先輩に聞けるはずです。
あなたは患者さんの安全に配慮し、患者さん第一で毎日の仕事をしていることは間違いありません。
でも、心の奥底ではあなたは
「先輩に認めてほしい、先輩に嫌われたくない」
と思っているのです。
そして、その気持ちは「患者さん第一」と同じくらい強いものです。
だから、患者さん第一で仕事をしているつもりでも、
「先輩に認められたい。先輩に嫌われたくない」
と思っているから、先輩に聞けなくなってしまい、インシデントを起こして、仕事に行きたないと思ってしまうのです。
先輩に認められたいという気持ちを捨てよう
2年目の看護師で仕事に行きたくないと思っている人は、先輩に認められたいという気持ちを捨ててしまいましょう。
先輩に嫌われてもいい、認められなくてもいいと思えば、怖い先輩に聞くことができます。
人に認められたいという気持ちはわかります。
でも、先輩に嫌われたくないから、あなたは患者さんを犠牲にするのですか?
先輩に認めてもらったら、患者さんの安全を守る以上にあなたにとってのメリットはありますか?
先輩はただの職場の先輩。
しかも、怖くて性格の悪いただの先輩。
あなたにとって、それ以上でもそれ以下でもありません。
あなたの家族になるわけでも、親友になるわけでもありません。
あなたにとって、大きな存在になる人物ではないのです。
2年目の看護師が重症患者を受け持つのは大変なことであり、インシデントのリスクと常に隣り合わせになります。
先輩看護師は経験上、それを知っています。
それなのに、重症患者を受け持った2年目の看護師が分からないことを聞いただけで、すぐに怒り出すような先輩。
そんな人に認めてもらわなくても良いと思いませんか?
嫌われたって良いですよね。
そんな先輩に認められても何も良いことはありません。
もし、先輩に認められたいという気持ちを持ち続けたら、あなたはいつか大きな医療ミスを起こして取り返しがつかないことになるかもしれません。
もう2度と看護師の仕事ができなくなるかもしれないんです。
そんな大きなリスクを考えたら、先輩に嫌われても良いですよね。
だから、仕事に行きたくない2年目の看護師は今すぐ考え方を変えて、先輩に認められたいという気持ちを捨てましょう。
そうすれば、インシデントを起こさなくなるので、仕事に行きたくないというストレスを解消することができます。
2年目看護師が仕事に行きたくない時の解決法:人手十分で先輩が患者第一の病院へ転職
2年目の看護師が仕事に行きたくない時は、看護師の人手が十分にあり、先輩が患者第一で考えている病院へ転職しましょう。
そうすれば、重症患者を受け持っても、インシデントを起こさなくなるので、仕事に行きたくないと思わなくなります。
人手不足の職場では先輩に聞けなくなる
2年目の看護師が重症患者を1人で完璧にミスなく受け持つことは、かなり難しいです。
だから、2年目の看護師に重症患者を受け持たせる時はフォローの先輩看護師をつけることが多いです。
でも、看護師不足が深刻な職場だと、人員的にフォローをつける余裕がありません。
また、3年目以上の看護師も新人指導やリーダー業務など自分の仕事でいっぱいいっぱいになり、重症患者を受け持っている2年目の看護師を気にかける余裕がないのです。
フォローの先輩もいないし、一緒に働いている先輩もバタバタして余裕がないなら、重症患者を受け持つ2年目の看護師はわからないことがあっても、先輩に声をかけて聞くことができず、インシデントを起こします。
そして、仕事に行きたくないと思ってしまうのです。
先輩が患者第一に考えてないと先輩に聞けなくなる
人手不足でない職場なら、2年目の看護師が重症患者を受け持った時に分からないことを先輩看護師に聞くチャンスはあります。
でも、その先輩が怖かったら、怒られるのが怖くて、先輩に聞けなくなりますよね。
先輩看護師が「患者第一」で考えていれば、2年目の看護師がたとえ何度も同じことを聞いても、何度も同じ間違いをしても、怒ることなく忍耐強く指導してくれます。
でも、「患者第一」でなく、「自分第一」で考えている先輩は、2年目の看護師が分からないことを聞いた時に、
「後輩の指導をするのが面倒くさい」
「余計な仕事を増やさないでほしい」
と思うので、すぐに怒り出すのです。
すぐに怒る先輩は怖くて聞けなくなるので、2年目の看護師はインシデントを起こしやすくなり、仕事に行きたくないと思うようになります。
人手が十分で先輩が患者第一で考える病院に転職しよう
2年目の看護師が先輩に聞けない理由には、
- 人手不足である
- 先輩が患者第一で考えていない
この2つがありました。
それなら、人手が十分にあって先輩が患者第一で考えている病院に転職すれば、仕事に行きたくないストレスを解消できます。
この「人手が十分にある」・「先輩が患者第一で考えている」という2つの条件はどちらも満たしていなければいけません。
人手が十分でも、先輩が患者第一でなければ、2年目の看護師は聞けなくなる。
先輩が患者第一でも、人手不足なら、2年目の看護師は聞けなくなる。
だから、仕事に行きたくない2年目の看護師が転職するなら、「人手が十分にあって、先輩が患者第一で考えている」病院でなければいけません。
人手が十分にあって先輩が患者第一で考えている病院に転職すれば、重症患者を受け持った時に先輩に聞くことができるので、インシデントを起こさなくなり、仕事に行きたくないストレスは解消できます。
2年目看護師が仕事に行きたくない時の解決法:重症患者がいない職場に転職
2年目の看護師が仕事に行きたくないなら、重症患者がいない職場に転職するのも良いでしょう。
重症患者がいない職場に転職すれば、インシデントが起こりにくくなります。
インシデントが起こらなければ、仕事に行くのが怖いと思わなくなりますので、今のあなたの「仕事に行きたくない」という気持ちはなくなります。
重症患者がいない職場の一例をご紹介します。
<重症患者がいない職場>
- 療養型病院
- 回復期リハ病院
- クリニック
- 介護施設
これらの職場には重症患者がいません。
だから、2年目の看護師でもインシデントを起こすリスクは少なくなります。
「今日も重症患者を受け持たなちゃいけない。怖いなぁ。嫌だなぁ」というストレスからも解放されますね。
だから、2年目の看護師が仕事に行きたくないなら、重症患者がいない職場に転職するのも1つの確実な解決法なのです。
2年目の看護師が仕事に行きたくないなら、看護師転職サイトを使おう!
2年目の看護師が仕事に行きたくない時の3つの解決法を紹介しました。
- 人手が十分にあって先輩が患者第一で考えている病院
- 重症患者がいない職場
このどちらかに転職を考えている2年目の看護師さんは、看護師転職サイトを使いましょう。
看護師転職サイトなら、「普段は人手が十分にあるけれど、今回は欠員補充でたまたま求人が出た」という病院の求人を紹介してくれます。
また、その中からその職場の雰囲気や人間関係、指導方針などを調べて、先輩が患者第一で考えている病院を教えてくれます。
また、重症患者がいない職場に転職したい2年目の看護師には、重症患者がいない職場の中で、
- 2年目の看護師の採用実績があるか
- 2年目の看護師に丁寧に指導してくれるか
- あなたの希望に合っているか
等を調べて、求人を紹介してくれるんです。
また、まずは「先輩に認めてもらわなくても良い」と考え方を変えてみようと思っている人も、保険として看護師転職サイトに登録しておくと良いですよ。
「先輩に認めてもらわなくても良い、嫌われても良い」と思って、患者さんのために怖い先輩に対して勇気を持って立ち向かい、わからないことを聞いて頑張っていても、いつも怒られて怒鳴られていたら、ストレスは溜まります。
ストレスが少しずつ溜まっていったら、いつか爆発してしまいます。
そうなった時に、すぐに転職できるように、保険として今のうちから転職先の目星をつけておきましょう。
転職先があるとわかるだけで、心の余裕ができます。
「認めてもらわなくてもいい」と思えたら、思ったよりもストレスが溜まらなくて、今の職場でやっていけそうだったら、別に転職せずに保険として心に留めて置けば良いのです。
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