看護師が辞めるタイミングはいつがベストなのか?
誰でも、できるだけ損のないように、そして円満に辞めたいと望むのは当然ですよね。
だからこそ、辞めるタイミング選びは慎重になるのでしょう。
「でも、そもそも辞めるのにベストなタイミングなんてあるの?そんなのわかんないでしょ…。」
確かに退職するということは、看護師不足のこのご時勢、職場にとっては大打撃!
いつ辞めるにしても、職場側からすればベストな時期なんてものはなさそうな気がしてしまいます。
ただ、もちろんあなたにとってのベストな辞めるタイミングはある!
タイミング選びで大切なことは、『何を優先すべきか?』ということです。
今回ご紹介したい考え方は、大きく分けて2つです。
自分が損をしないタイミングを優先する
円満退職できるタイミングを優先する
それぞれの具体的な時期はいつなのか?
何故その時期を選ぶと良いのか?
詳しくご紹介します。
優先すべきことが明確になれば、あなたにとってベストなタイミングで辞めることは可能ですよ!
目次
看護師が辞めるタイミングで『自分が損をしない』を優先するなら時期はいつ?
看護師が辞めるタイミングはいつがベストなのか?を考える上で、大切になるのは『何を優先すべきか』ということ。
1つ目にご紹介するのは、『自分が損をしないタイミングを優先する』という考え方です。
逆に考えてみましょう。
辞めることで損をするのは、どういった状況だと思いますか?
『損=金銭面』というイメージが強い人も多いかもしれませんね。
その通り!
看護師が大きなお金を貰えるタイミングと言えば、ボーナスです。
ですから、『ボーナスが貰えないタイミングで辞める=損をする』ということになります。
もう一つ、仕事をする上で大切なこと。
それは、転職後にどれだけサポートが受けられるか?ということです。
「今の職場を辞めて転職したはいいけど、十分なサポートが受けられない時期で結局困った!」
なんてことになれば、損をすることに…。
この2つの損をする状況を避けられるタイミングで辞めることが大切ということですね。
では、具体的な時期はいつなのか?
それぞれご説明します。
Q.ボーナスで損をせずに辞めるタイミングは?
A.6月末・12月末
ボーナスの支給時期といえば、6月・12月というのが一般的です。
この時期を狙って辞めることができれば、金銭面で損をすることはありません。
ただ、注意点もある!
職場によっては、ボーナス支給日に在籍していなければ支給はしないというケースもあります。
「なんで!?働いたっていう実績もあるし、権利じゃん!」
理不尽な感じもしますが、職場のルールと突っぱねられてしまえば、ただ損をするだけ。
実際、私の友人でもこれを経験した看護師がいました。
彼女が勤めていたのは個人病院。
6月末でボーナスを貰ってから退職しようと踏んでいたようですが、彼女が退職時期を申請すると、公に『今年のボーナス支給日は7月1日に変更します。』という書面が発表されたそうです。
自分はボーナスを貰えるのかを事務に確認すると、事務長から「在籍のない職員にボーナスは支給できません。」と言われたんだとか。
ただの意地悪のような気もしますが、現実にあるんですね〜こういうこと。
ですから、退職を申請する前には、必ずボーナス支給日の確認をすることをオススメします。
そして、もう一つ注意点が…。
この時期、退職者が続出することは職場側もある程度予測しています。
しかも、12月末で辞めるということは年末年始も重なってしまいますし、人手不足が心配なわけです。
つまり、引き止めに合う可能性が高い!
これが、揉めに揉めれば、円満退職とはいきません。
自分が損をしないタイミングで辞めるということを優先したいとは言え、できれば円満退職したいと望むのは当然です。
退職することを決めた時点で、できるだけ早くに上司に相談するなど、早めの対策を取る必要がありそうですね。
早めに退職時期を伝えておけば、職場側も人員配置を考える余裕の時間を持つことができますから、円満に辞められる可能性は高いですよ!
Q.転職後のサポート面で損をせずに辞めるタイミングは?
A.3月末・9月末
「間髪入れずに働きたい!」という方には、この時期がオススメです。
4月は、新卒の看護師や転職してくる看護師が多い時期ということを、職場側もあらかじめ見越しています。
そのため、指導のためにある程度日勤者の数を増やすなど、対策をしている場合が多いです。
4月から転職で入職する看護師の中には、中途採用ではあるものの、経験年数が低い人や長いブランク期間明けの人もいますよね。
そういった場合でも、教育体制が整った4月に転職することで、新卒同様のサポートが受けられる可能性が高いということです。
また、10月は職場内異動が多い時期です。
4月同様、職場側も指導のために日勤者の数を増やす対策を取っている場合が多いですから、このタイミングを狙って転職することで、転職後のサポート面で損をする可能性は低くなるでしょう。
看護師が辞めるタイミングで『円満退職したい』を優先するなら時期はいつ?
看護師が辞めるタイミングはいつがベストなのか?
2つ目にご紹介するのは、『円満退職できるタイミングを優先する』という考え方です。
職場にとって、看護師が辞めるということは人手が足りなくなるということでもありますし、確かに大打撃。
ただ、割と職に困らない看護師という仕事だからこそ、転職・退職というのは、ある意味日常茶飯事。
職場側も覚悟はあるわけです。
「今年は、絶対一人も退職しないはず!」なんて、不確かな憶測をしている職場はないでしょう。
とは言うものの、職場側としては、できれば人員が充足している打撃の少ない時期に辞めて欲しいというのが本音。
『その時期を選ぶ=円満退職しやすい』ということになります。
では、実際の時期として…
Q.円満退職しやすいタイミングは?
A.2月・8月・11月
「え?なんで?すごく中途半端…。」
そうです。
とても中途半端な時期。
だから、どこも割と人手が足りている時期ということ!
3月・6月・12月は、先ほど『自分が損をしないタイミングを優先する』でもご説明したように、退職者が増え、人員が不足しやすい時期です。
それに伴い、必然的に4月・7月・1月も人手は少なくなります。
また、4月・10月は、指導に人員が割かれたり、新しく看護師が入職してきたとしてもすぐにはマンパワーで動けない時期です。
そして、5月・9月は連休も多く、人手が充足している時期とは言えません。
つまり、これらの時期を避けた2月・8月・11月の中途半端とも思えるタイミングが、職場側としても打撃が少なく、円満退職しやすい時期ということです。
さらに、揉めずに辞めることを最優先にするならば、看護研究や委員会の活動への配慮も必要です。
途中で投げ出してしまえば、残された看護師に負担がかかることは間違いナシ!
私が以前一緒に働いていた看護師は、職場の人間関係に悩み、今すぐ辞めたい!と11月に退職することになりました。
ボーナスまで待てなかったようで、上司に相談するとすぐに了承されたんだとか。
ただ、彼女は看護研究のメンバーだったんです。
ギリギリまで退職のことを研究メンバーにも伝えていなかったということもあり、退職が発表された時には大ブーイング。
分担されていた作業を終えていなかったことと、元々メンバーが少なく、一人にかかる負担が大きかったことが原因でした。
彼女は、11月中は有休という扱いでしたが、結局看護研究で自分の分担していた作業だけはするということを迫られ、会議がある日はしぶしぶ職場に出てくるハメに…。
こんなことにならないためにも、研究や委員会の区切りの良い時期に辞める、もしくは迷惑がかからないように引き継ぎを丁寧にするなど、自分から積極的に行動することが大切。
自分の行動次第で、円満退職しやすくなるということですね!
看護師が辞めるベストなタイミングで転職!転職活動はコンサルタントにお任せ!
看護師が辞めるタイミングでベストな時期は、『何を優先すべきか?』で2つの考え方があることがわかりました。
ただ、自分にとってベストなタイミングで退職できるとしても、転職先探しが難航してしまっては、新たな負担が増えるだけ。
在職中に転職活動をするというのは、ただでさえ苦労が多いですよね。
そんな時頼りになるのが、看護師転職コンサルタントです。
あなたの希望に合う職場を紹介してくれることはもちろんのこと、入職時期の調整など面倒なこともお任せOK!
つまり、あなたにとってのベストな辞めるタイミングを最優先した結果、あなたの入職希望日と採用先の勤務開始希望日に大きなズレが生じてしまった場合でも、採用先に掛け合って調整してくれるというわけです。
転職活動のストレスを少しでも軽減したいなら、迷わず活用することをオススメします!