看護師の辞めどきって難しいですよね…。
看護師は就職先には比較的困らない職種ですから、退職や転職に抵抗がないという人も多いかもしれません。
…とはいうものの、やっぱり実際に辞めるとなると一大イベント。
「私って、今もしかすると辞めどき?でもな〜違ったらどうしよう。」
判断基準が曖昧なだけに、自分の辞めどきに確信が持てないという看護師は多いかもしれませんね。
しかも、仮に今が辞めどきだったとして、辞めた後の行動はどうすればいいのか?
考えれば考えるほど…
不安しかないんですけどー!
でも大丈夫!
辞めどきを判断する基準があるんです。
そして、辞めた後にどんな行動をとるべきか?という問題は、案外単純に解決できます。
もう、辞めどきがわからない…なんてモヤモヤする必要はナシ!
そして、辞めた後の行動に不安を感じる必要もありません。
今日でスッキリ解決!
次のステップへ踏み出しましょう。
看護師の辞めどきがわからないのは淡い期待を抱いているから?!
看護師の辞めどきがわからないと悩むのは、あなたの中で、「もしかすると…」という思いが捨てきれないから。
辞めどきを考え始めるということは、今の状況が辛い・苦しい・逃げ出したいと悩んでいるときですよね。
ただ、仕事を辞めるということは、単純ではありません。
「本当は今はまだ仕事を辞めるべきではないんじゃないか…」
「転職先すぐに見つかるかな…」
「辞めたとして、生活は大丈夫だろうか…」
「もし、次の職場でまた同じように悩んだらどうしよう…」
だから、辞めどきに不安を感じるのは当然のこと。
できれば、もっと今辞めるべきかどうか確信が持てたらなあ…と一度は考えますよね。
そして、色々な可能性を模索するはず。
辞めたいと考える理由は人それぞれです。
人間関係がうまくいかなかったり、残業が多いことに不満を感じていたり、他にも色々あるでしょう。
「もしかすると、何かのきっかけで人間関係がうまくいくようになるかもしれない。」
「もしかすると、大幅に業務改善されて残業時間が減るかもしれない。」
どこかで淡い期待を抱いてしまうお気持ちは、十分わかりますよ。
確かに変わるかもしれません。
でも、それがいつかはわからない。
一つ言えることは、すぐに今の状況が変わることはないということ。
何かを根本的に変えるには、途方もない時間がかかります。
その間、あなたはずっと辛くて苦しいまま。
だったら、その限りなく低い可能性にかけるのではなく、スパッと辞めるというのも一つの手段!
そして、ここからが本題。
辞めどきをどう判断したらイイのか?
次項では、『7つの辞めどきリスト』をご紹介します。
これに当てはまったあなたは、まさに極限状態。
今が辞めどきの可能性は非常に高いですよ!
看護師の辞めどきを判断する『7つの辞めどきリスト』!
看護師の辞めどきを判断する『7つの辞めどきリスト』をご紹介します。
今の自分の状況と照らし合わせてみて下さいね!
辞めどき①試用期間中にブラックな職場だと確信したとき
- 求人情報とのギャップが激しい
- サービス残業は当たり前
- パワハラやセクハラが日常茶飯事
- いじめは暗黙の了解
- 教育制度が全くない
- 退職を認めない
- 院長のワンマン経営
中でも、求人情報とのギャップが激しいのは完全アウト!
私も以前、お恥ずかしながらブラック病院に勤めていたことがあります。
求人情報では…
- ボーナス5.2ヶ月分
- 有給休暇取得実績90%以上
- 残業ほぼなし
一見非常に優良待遇。
実際はというと…
- ボーナス4.5ヶ月分(10年以上前に5.2ヶ月分の時代があった)
- 有給休暇を取得できるのはベテラン世代の看護師のみ
- 残業を押し付けられる看護師が決まっている(しかもサービス残業)
これはアウトだろ…とすぐに気づくほどのブラックぶり。
働きやすさを感じているのは、優遇されているベテラン世代の看護師だけ。
ブラックな職場だと確信した場合、辞めずに頑張り続けるメリットはナシ!
ここでポイントになるのが、『試用期間中に辞める』ということ。
試用期間中であれば、比較的辞めやすいですよね。
もしも、試用期間後に気づいてしまえば、ブラックな職場の猛烈な引き止めに合う可能性もあるわけです。
現在まだ試用期間中で、ブラックな職場だと確信しているのであれば、今があなたの辞めどきと言えるでしょう。
辞めどき②仕事が原因で体調不良が続いたとき
看護師はシフト制で働くことが多く、ただでさえ体調不良に陥りやすいライフスタイルですよね。
そこに、残業が多すぎたり、忙しすぎるなどの条件がプラスされると、さらに体調を悪化させる原因になります。
疲れているはずなのに、よく眠れない…という人も多いのではないでしょうか?
まさに、仕事が原因で自律神経のバランスが崩れている証拠。
だからといって、今の仕事を続けている以上なかなか改善することはできません。
体調不良が続いた場合は、すでにあなたの体は、今の職場についていけていません。
辞めどきと言えるでしょう。
辞めどき③仕事が原因で精神的に不安定な状態が続いたとき
看護師はストレスがかかりやすい職種ですよね。
命に関わる現場に立ち会うことも多く、責任やプレッシャーを日々感じながら仕事をしなくてはなりません。
しかも、人間関係もドロドロ気味…。
ベテラン世代と若い世代の看護師の確執や患者様とのトラブルなど、精神的にストレスがかかる状況に陥りやすい。
精神的に不安定な状態が続いたとき、抜け出すにはものスゴ〜く長い時間がかかります。
『辞める=逃げる』という感覚になる看護師もいるかもしれませんが、これは一つの手段!
今があなたの辞めどきです。
辞めどき④仕事が原因でプライベートに支障が出たとき
仕事を優先させようと思うと、何かが犠牲になるときってありますよね。
例えば、家庭。
夫の理解が得られない場合や子供と過ごす時間を十分に取れない場合、それが家庭不和に繋がってしまう…。
また、恋愛がうまくいかないという場合もあるでしょう。
「仕事と俺どっちが大事なの?」なんてお決まりのセリフで迫られた日には、大きな悩みを抱えることに…。
でも、特に家族は何にも変えられない存在です。
『家族や恋人を選んで仕事を辞める=ダメな看護師』なんて、誰にも決める権利はありません。
プライベートに支障が出たとき、仕事よりも優先させるべきものがあるのであれば、それはあなたの辞めどきと言えるでしょう。
辞めどき⑤新しい分野に挑戦したいと思ったとき
新しい看護分野に挑戦したいと思ったとき
今の職場で学べることや経験できることをある程度マスターしたら、当然ながら次へのステップとして、新しい看護分野に挑戦したいと考える看護師がいてもおかしくはありません。
また、マスターまではしてないけど、違う分野の看護をいち早く経験したいと感じている看護師もいるかもしれませんね。
その向上心、素晴らしいです!
まさに今が辞めどき。
次なるステップへ進みましょう。
医療以外の分野に挑戦したいと思ったとき
今の職場で学べることや経験できることをある程度マスターしたら、人生の視野を広げるために今度は医療以外の分野に挑戦してみたいという看護師もいるかもしれません。
そういう看護師も今が辞めどきと言えます。
辞めどき⑥今の職場に全くやりがいを感じないとき
やりがいがない状態で働き続けるのは、辛いもの。
モチベーションも上がらず、ただ毎日をやり過ごすわけですから、辞めたいと感じてしまうのも当然です。
それは、患者様に良い看護提供もできません。
でも、あなたにはまだまだ看護師としての可能性も魅力もあるはず!
それを引き出すためには、辞めるというのも一つの手段です。
もちろん、これを機に医療以外の仕事にチャレンジしたいという人もいるかもしれません。
今の職場に全くやりがいを感じなくなった時点で、それはあなたの辞めどきと言えるでしょう。
辞めどき⑦生活環境が変わったとき
生活環境が変わるというと、結婚や妊娠・出産・夫の転勤等が挙げられます。
これは、辞めどきというより、辞める良いキッカケと捉えたほうが正しいかもしれませんね。
自分では辞めどきがはっきりわからないけど、「なんとなく辞めるべきときかな〜。」とモヤモヤしているならチャンス!
私も夫の転勤を機に退職した経験があります。
まさに先ほどご紹介したブラック病院で働いていたときです。
ブラックだとわかってはいたものの、「転職するの面倒だな〜。取りあえずこのまま働いとこ〜。」という逃げですね。
ただやっぱり不満やストレスは抱えていたわけで、夫の転勤という立派な理由で辞めることができたときは、「キレイサッパリスッキリ晴れやか!」っていう感じでした。
あれが私の辞めどきだったんだと、今になって思います。
あのまま働き続けていたら…ストレスでお肌はボロボロ・卑屈になって文句タラタラ・看護師の仕事自体に魅力を感じられなくなっていたかもしれません。
だから、生活環境が変わるときはチャンスなんです!
このタイミングがあなたの辞めどきの可能性は大いにありますよ。
看護師の辞めどきに無事退職!次なる行動は?選択肢3つ!
看護師の辞めどきを判断するための、『6つの辞めどきリスト』をご紹介しました。
辞めどきがわかったあなたが次に心配するのは、「辞めた後の行動はどうすればいいのか?」ということですよね。
冒頭でも触れたように、こちらは案外単純に解決!
選択肢は、3つです。
一つずつご説明しましょう。
解決策①ちょっと休む
ボーナスや退職金などでお金にちょっと余裕のある看護師は、ちょっと休むのもアリ。
辞めることを決心してから、そして実際に退職するまでには、時間も労力もかかって、心も体もお疲れモード。
ちょっと休むことで心身共にリフレッシュすることができれば、次なるステップへも踏み出しやすくなりますよ!
解決策②すぐに看護師として転職する
これは、今の職場を辞めたいと考えている理由にもよります。
体調不良など現実的に働けない場合は別として、ブラック病院や精神的な不安定感、やりがいの感じなさは、今の職場にいることが原因ですよね。
だったら、職場を変えれば解決できるということ!
収入面での心配をする必要もなくなりますし、看護師は引く手あまたの職種。
すぐに転職したいと望めば、それが叶ってしまうんです。
この好条件を逆手に取らない手はなさそうですね!
転職活動に不安がある看護師は、看護師転職サイトの転職コンサルタントを活用してみて下さい。
ブラックではない職場はもちろんのこと、あなたの今の悩みを解決し、希望に合った職場を紹介してくれる可能性は高いですよ。
解決策③すぐに看護師とは全く違う仕事をしてみる
「看護師以外の仕事をしたいにはしたいけど、少し不安だな…。」
もしかすると、看護師が他の職種で働くなんて想像もできないと感じている人も多いかもしれませんね。
確かに、別の世界に飛び込むのは不安…。
でも、もしもあなたが、看護師という仕事自体に魅力を感じなくなっていたり、看護師の仕事に疲れきってしまっているなら、この選択肢もアリです。
違う世界を経験してみることで、もしかすると看護師という仕事の素晴らしさを再認識できるかもしれません。
だって、看護師には免許がある!
戻ってきたければ、いつでも戻ってくればイイんです。
もちろん、転職活動のサポートを受けることもできますから安心して下さい。
マイナビエージェントなら、一般職の転職に強い転職エージェントですからオススメですよ!