看護師は復職・ブランク可の求人を選ぶ注意点を知っておくべきです。
そうしないと、復職したことを後悔することになりかねません。
「え?復職・ブランク可なら何でも良いんじゃないの?復職しやすいってことでしょ?」
と思うかもしれませんが、それは大きな間違いです。
復職・ブランク可の求人ならどれでも、ブランクがあっても歓迎してもらえるというわけではありません。
看護師が復職・ブランク可の求人を選ぶ時の注意点をご紹介していきます!
看護師が復職・ブランク可の求人を選ぶ時の注意点:職場の詳細
看護師が復職・ブランク可の求人を選ぶ時の注意点、まずは職場の詳細からです。
どんな支援体制?
ブランクからの復職が成功するためには、職場の支援体制が重要です。
ただ、「復職・ブランク可」と求人に書いてあっても、必ず手厚い支援・指導を受けることができるとは限りません。
ブランクからの復職を成功させるためには、あなたのブランクの年数・看護スキルに応じて、先輩看護師に指導してもらう必要があります。
- プリセプターをつけてもらえるのか?
- いつ頃までプリセプターをつけてもらえるのか?
- ブランクがある人向けの教育体制はあるのか?
これらをきちんと確認しておきましょう。
ブランクは何年までOK?
復職・ブランク可の求人を選ぶ時には、ブランクは何年までOKなのかを確認する必要があります。
ブランク1年とブランク15年では、看護スキルが全然違います。
ブランク1年なら、ほぼ即戦力になることができます。
ブランク15年だと新人看護師とさほど変わらない状態になっているでしょう。
また、「復職・ブランク可」としていても、「ブランク3年まで」のように条件を設けているところもあります。
この「ブランク○年まで」という条件は、求人票に明記されていることもありますが、求人票には書いていないこともあります。
本当はブランク3年までなのに、ブランク5年の人が求人に応募したら、応募の手間が無駄になりますから、応募の前にブランクは何年までOKなのかを確認してくことをおすすめします。
具体的な業務内容
ブランク・復職可の求人を選ぶ時の注意点の3つ目は、具体的な業務内容です。
ブランクが長ければ長いほど、看護スキルに自信がないと思います。
また、体力的にも不安を持っているのではないでしょうか?
そんな状態で「救命救急センターに復職しろ」と言われたら、復職1日目で断念しそうです。
でも、介護施設で医療行為はほぼなく、介護業務は介護士さんが行ってくれる職場なら、頑張れそうな気がしませんか?
「ブランク・復職可」の求人だからといって、医療行為が少なめで体力的にも楽とは限りません。
だから、具体的な業務内容の確認が必要。
これを必ずやっておきましょう。
ブランクがあった看護師の人数
ブランク・復職可の求人を選ぶ時には、その職場でブランクから復職したことがある人はいるか。
これが大切になります。
ブランクから復職した看護師が複数人在籍している職場なら、ブランクがある看護師への対応は慣れているはず。
そのような職場なら、あなたも働きやすいですよね。
また、ブランクから復職した看護師がいれば、復職で生じる悩みを相談しやすいですし、アドバイスをもらうことができます。
さらに、ブランクから復職できた人が在籍しているなら、その職場はブランクがあっても働きやすい職場であるという証明になります。
だから、ブランク・復職可の求人を選ぶなら、その職場にブランクがある看護師は何人いるのか?
これを確認してください。
看護師が復職・ブランク可の求人を選ぶ時の注意点:あなた自身のこと
看護師が復職・ブランク可の求人を選ぶ時の注意点、次はあなた自身についての注意点です。
復職・ブランク可の求人を探す時には、「過信せずにまず一歩」これが大切です。
自分を過信しない
看護師が復職・ブランク可の求人を選ぶ時、「7年のブランクがあるっていっても、前はICUでバリバリ働いていたし、何とかなる気がする。またICUで働きたいな」と思うかもしれません。
別に7年のブランクがあると、ICUで働けないというわけではありません。
でも、ブランクは想像以上にあなたの看護スキルと体力を奪っています。
「多分大丈夫」とか「前はできたから今もできる」と思っていると、復職したことを後悔する可能性が高いです。
ブランクから復職する予定の看護師は、自分を過信するのはNG。
「思った以上に看護スキルも体力も劣化しているかも」くらいの気持ちで求人を探したほうが、安心して復職できますし、復職後に辛い思いをせずに済みますよ。
まずは第一歩
復職・ブランク可の求人を選ぶ時には、まずは第一歩を踏み出すことが大切です。
ブランクが長ければ長いほど、「どうしよう、大丈夫かな」と復職に二の足を踏んでしまう。
わかります、その気持ち。
でも、まずは一歩踏み出しましょう。
なんだかんだ言っていると、結局は復職できません。
あなたの希望条件と完全に一致しなくても、ある程度妥協できるところは妥協して、とにかく一歩踏み出しましょう。
どうしてもダメだったら、また辞めれば良いんです。
次の職場を探すのもあり。
違う仕事を探すのもあり。
また、うまく復職できたら、もっと条件が良いところに転職することもできるようになります。
だから、まずは第一歩。
これが大切です。
看護師が復職・ブランク可の求人を探す時の注意点:事前のすり合わせ
看護師が復職・ブランク可の求人を探す時の注意点。
最後は事前のすり合わせをすることです。
あなたはブランクがあって復職したいけれど、即戦力になれる自信はない。
職場側は復職・ブランク可だけど、あなたがどこまで戦力になれるか分からない。
復職後にこの部分でのミスマッチが起こると、面倒なことになります。
だから、応募前にある程度、「ブランク○年でこのようなことに自信がない。こういう指導をしてもらいたい。それは可能だろうか?」のように打診して、職場からOKをもらったほうが、お互いに安心して採用・復職できます。
だから、看護師が復職・ブランク可の求人を探す時には、事前に復職にあたってのすり合わせができるところを選ぶと良いでしょう。
まとめ
看護師が復職・ブランク可の求人を探す時の注意点を3つの視点からご紹介してきました。
これら3つの視点からの注意点を見て、「絶対こんなの無理じゃん!」と思った人も多いと思います。
支援体制の詳細やブランクから復職した看護師の人数なんて調べられないし、すり合わせなんてできるはずがないと思ったのではないでしょうか?
確かにそうですよね。
あなた1人で転職活動をしたら、ご紹介したことを全部やるのは無理だと思います。
それなら、看護師転職サイトを使えば良いのです。
看護師転職サイトを使えば、担当者がご紹介した職場の詳細やすり合わせを全部やってくれます。
あなたは希望条件を担当者に伝えて、「過信せずに第一歩」の準備をすれば良いだけです。
看護師転職サイトはブランクがある人の転職サポートのノウハウを持っていますので、スムーズに転職することができるはずです!