看護師のシフトは辛い&きついが当たり前!
だから、たとえシフト表に信じられない過酷勤務が刻まれていたとしても、ただ落胆するだけで受け入れている…。
これが、ほとんどの看護師の現実かもしれませんね。
じゃあ辛い&きついシフトは、果たしてどこの職場でも当たり前なのか?
もちろんそんなことはありません。
「今月のシフトちょっと楽かも!」
「この連休ならプチ旅行でリフレッシュできるかも〜。」
こんなふうに心にも体にも余裕を持って働ける職場はあるんです!
…にも関わらず、あなたの職場では、シフトはいつも辛い&きついが当たり前。
なぜなのか?
鍵を握るのは、シフトの種類と職場の風習!
毎月シフトが辛い&きついと感じる原因は、もしかするとこれらがあなたに合っていないからかも…。
どういうことなのか、詳しくご紹介しましょう。
目次
看護師のシフトが辛い&きついと感じるのはシフトの種類が合っていないから!
看護師のシフトが辛い&きついと感じる原因の1つ目は、シフトの種類があなたに合っていないから!
看護師のシフトと言えば、大きく分けて2種類。
2交替制と3交替制ですよね。
もちろんこの2種類のシフトには、メリット(楽なポイント)・デメリット(辛い&きついポイント)があります。
単純に、メリット<デメリットの状態で働いているのであれば、それは毎月辛い&きついとなって当然。
つまり、メリット>デメリットのシフトで働ければ、今よりシフトは楽になるということ!
まずは、2交替制・3交替制の特徴とメリット、デメリットをご紹介します。
自分が実際に働くのであれば、どちらのシフトの種類が合っているのか?
イメージしてみてくださいね!
2交替制
特徴
日勤8時間・夜勤16時間の交替制勤務。
一般的には、以下のような時間帯で働く場合が多いです。
- 日勤:8:30〜17:30
- 夜勤:17:00〜9:00
ここで、2交替制シフトの例をご紹介します。
- パターン㈰日勤→夜勤(入り)→明け→休み→日勤
- パターン㈪日勤→夜勤(入り)→明け→休み→夜勤(入り)
- パターン㈫日勤→遅出→夜勤(入り)→明け→休み
パターン㈪の場合、夜勤明けから次の夜勤までは、丸2日以上ありますから、一見楽そう。
ただ、パターン㈫になると、21:00頃遅出の勤務が終わって、次の夜勤入りまで丸1日もありません。
そのため、長い夜勤の負担を減らすために、色々な工夫をしているという職場は多いはず。
例えば…
- 日勤でできるだけ多くの業務をこなすようにしている
- 早出や遅出のシフトを作って、食事介助や口腔ケアをカバーしている
中には、夜勤専門の看護師を雇って夜勤回数を減らしたり、長日勤(ロング日勤・日長)のシフトで、夜勤の時間自体を短くしているというパターンもあるかもしれませんね。
メリット(楽なポイント)
- 夜勤明けも含めると連休を取りやすい
- 生活リズムが整いやすい(3交替制に比べて)
- 出勤回数が少ない
デメリット(辛い&きついポイント)
- 拘束時間が長い
- 疲れが取れにくい
- 集中力が維持できない
- 精神的負担のかかる時間が長い
3交替制
特徴
日勤8時間・準夜8時間・深夜8時間の交替制勤務。
一般的には、以下のような時間帯で働く場合が多いです。
- 日勤:8:00〜17:00
- 準夜:16:00〜1:00
- 深夜:0:00〜9:00
ここで、3交替制シフトの例をご紹介します。
- パターン㈰日勤→休み(入り)→深夜→深夜→準夜→準夜→休み(明け)
- パターン㈪日勤→準夜→準夜→休み(明け)→日勤→休み(入り)→深夜→深夜
- パターン㈫休み(入り)→深夜→深夜→日勤→日勤→日勤→休み
どのパターンでも、深夜入りと準夜明けが休みにカウントされてしまうため、丸1日ゆっくり休日を楽しむことが難しいです。
深深準準の1クール勤務するだけで、休みを2つ消費してしまうというわけですね。
3交替制では、早出や遅出・長日勤(ロング日勤・日長)のシフトがない場合が多いです。
メリット(楽なポイント)
- 拘束時間が短い
- 精神的負担のかかる時間が短い
- 集中力が維持しやすい
デメリット(辛い&きついポイント)
- 連休が取りづらい
- 生活リズムが崩れやすい
- 出勤回数が多い
看護師のシフトが辛い&きついと感じるのは職場の風習が合っていないから!
看護師のシフトが辛い&きついと感じる原因の2つ目は、職場の風習があなたに合っていないから!
政府が発表した働き方改革関連法。
日本看護協会でも、これを踏まえて交替制勤務に関する提言が発表されています。
- 3交替制の夜勤は月8回以内にすること
- 勤務間は11時間以上のインターバルを置くこと
ただ!
職場によっては、まだまだこれが守られていないわけです。
昔からの風習はなかなか変えられないもの。
ベテラン世代の看護師なら経験のある人も多い、日勤深夜。
日勤の勤務が終わったその夜に、深夜の勤務に出てくるというやつ。
地方に住んでいる友人の看護師は、未だにこの日勤深夜&月の夜勤は9〜11回の勤務をこなしています。
慢性的な看護師不足で夜勤者の確保が難しいという職場側の都合ですね。
ただ、3交替制の連休が取りづらいことで辛い&きついというデメリットは解消できるシフトでもあります。
あえてこのシフトがイイ!という看護師もいるかもしれませんが、勤務が過酷であることは明らか。
昔からの変わらない風習だから…でも辛い&きついと感じている時点で、あなたには合っていない可能性が高いということですね!
看護師のシフトが辛い&きついと感じる例が自分に当てはまるなら転職を!
看護師のシフトが辛い&きついと感じる原因は、シフトの種類と職場の風習があなたに合っていないから!
与えられた環境で踏ん張ることも大切。
でも、無理をする必要はないんです。
看護師は比較的就職先に困らない職種です。
自分に合っている職場を選ぶことは、決して悪いことではありません。
「今の職場はやっぱり自分に合ってない!」
「そもそものシフトが、他の職場より過酷すぎ!」
こんなふうに感じているなら、転職もアリです。
看護師転職コンサルタントなら、あなたにピッタリ合うシフトで働ける職場も紹介してくれますから、ぜひ一度活用してみて下さい!