「ブラック企業の見分け方って本当にあるの?」
「自分でブラック企業を見抜けるか自信がない」
見抜ける方法があったら面接前に知っておきたいと思いませんか?
ブラック企業に就職したくないのは当たり前のこと。
面接前には、絶対見分けておきたいものですよね。
でも、安心してください!
ここで、あなたにブラック企業の6つの見分け方を伝授いたします。
ポイントさえ抑えれば、きっとあなたにも見分けられます!
通常なら見過ごしてしまうであろう募集要項の文言、説明会や雰囲気などから感じ取れるブラック企業の特徴についてまとめました。
これを読めば、きっとあなたは
「ホワイトかもしれない」
と思いつつ、実はブラックだった…なんて会社に入社せずにすみます。
さぁ、これでブラックな企業とはさよならです。ホワイトな企業を選んであなたの輝かしい未来を築きましょう。
ブラックかどうかなんていつまでも悩んでいたら他の人に取られてしまいますよ。
目次
ブラック企業の見分け方〜募集でよく見かける魅力的な言葉
ブラック企業かどうかの見分け方の一つに、よく使われる言葉があります。
通常の精神状態で見れば怪しいであろうフレーズも、職探しを焦っている人にとっては魅力的に見えるもの。
ブラック企業では、自分達の欠点を隠すために大げさといっていいほどの言葉や写真を使ってあなたを誘ってきます。
以下のような言葉は要注意。
飛びつくと後で後悔する可能性があるので気を付けましょう。
みんな仲良し!アットホームな職場です。
アットホームという言葉に注目してください。
アットホームという言葉を聞くと、一瞬「家族のように社員皆仲良く、雰囲気のよい職場」のように感じますよね。
でも、家族のようにということは、触れてほしくないプライベート部分にも踏み込んでこられる可能性が高いと捉えることもできます。
ボランティアで休日出勤させられる可能性も高いと考えられるので、入社しないほうがいい会社として捉えておいた方がいいでしょう。
ノルマなし!皆で一緒に会社を成長させましょう。
ここで注目の言葉はノルマなし。
ノルマ=努力義務ということなので、この場合、努力義務なしということになります。
抽象的ともとれるこの言葉、ブラック企業ならではの解釈で「別に努力はしなくてもいいよ。その代わり給料は減額するけど。」とされることがあります。
あまりひねくれた考え方をするのはどうかとも思いますが、そのような捉え方をしてくるブラックすぎる会社もあるので見分け方の一つとして覚えておきましょう。
未経験でも可。努力次第で年収1000万以上も夢じゃない!
未経験というハードルの低さで人を呼び込もうと誘います。
同様に「年齢制限なし」「経験不問」などという言葉もよく使われる言葉なので、ブラック企業の見分け方として知っておいてください。
努力次第で評価が上がるという部分はいいのですが、未経験であるというとことは、なかなか評価が上がらないことに繋がります。
いつまでたっても給料は上がらず据え置きのままなんてことも。
また、仕事の向き不向きもありますが、ブラック企業であれば仕事がハード。未経験の人がどれだけ努力してもハードすぎて仕事についていけないことが考えられ、年収1000万なんて夢のまた夢と考えることができます。
あなたの力が必要です。頑張ってあなたの夢を叶えよう!
あなたの力→この「あなたしかいない」と洗脳しているかのような言葉は、職探しで焦っている人間に「私の事?」と思わせるブラック企業ならではの上等文句。
誘いに乗って行ってみたら日本一入社してはいけない会社だった、なんて可能性も否定できません。
また、「頑張って夢を叶える」という言葉は、達成できないようなノルマを課せられる可能性があるので注意しましょう。
実力次第で給与がどんどん上がる
実力次第という言葉だけでなく「成果次第」「努力次第」など、出来高制のような言葉もブラック企業かどうかの見分け方の一例です。
あなたにとって得意分野である仕事であっても、到底無理であろう高いノルマや目標を課せられる可能性があるので要注意。
達成できなければ、賃金は上がらず、いつまでたっても低賃金のままであるということが考えられる危険な言葉です。
ブラック企業の見分け方〜求人票から見抜く方法
ブラック企業の求人情報には曖昧な表現がよく含まれています。
また、魅力的過ぎて「これ本当?」と目を疑うような情報も。
よくよく見れば怪しいと思えるのですが、何となくザッと見る限りでは自然で騙されてしまうように作られているものがあるので要注意。
一見、ブラック企業の広告にはいいことばかりが記載されています。
そりゃ、そうです。
だって、来るもの拒まず…会社の駒となって働いてくれる人材が欲しいのですから、自分達のマイナス面になることなんて載せません。
まずは、ザッと目を通してこのようなポイントがないどうか探ってみましょう。
給与面の待遇が異様に良い
業種により給与の幅があるのは当たり前ですが、ブラック企業かどうかの見分け方は、同じ業種なのにその企業だけ異様に給与が高いというところ。
また、同じく見分けるのに注目したいのが年収の幅の大きさです。
年収の額に幅がありすぎる(年収350万~900万など)と、厳しいノルマを課せられ、厳しいノルマを達成できれば最高年収となることも可能だが、達成できなければ査定年収となる可能性があります。
厳しすぎてノルマが達成できないといつまで経っても最低年収のまま…なんてことにも。
また、残業手当も含めてこの年収ということもあります。
残業が異様に多い可能性も考えられますので、どれくらいの仕事量に対しての年収額なのか、それを確かめる必要性があるでしょう。
よく見かける(募集期間が長い)募集広告
記載情報ではないのですが、求人広告を見ていると、「そういえばこの会社の求人広告、よく見かけるなぁ。」なんて広告を見かけたりすることはありませんか?
これもブラック企業かどうかの見分け方の材料の一つ。
このようにやたらと見かける求人は、その企業の離職率の高さが疑われます。
つまり、人が入ってきても、すぐ辞めていくので募集を常にかけておかねばならないという企業だということ。
このような場合、
- 人間関係の悪さ
- 仕事のハードさ
- 仕事のハードさの割には給与が見合わない
など、ブラック企業にありがちな理由が考えられるので注意しましょう。
年間休日総数
厚生労働省では、
(3) 年間休日総数
平成 28 年(又は平成 27 会計年度)の年間休日総数の1企業平均は 108.3 日(前年 108.0 日) 、 労働者 1 人平均は 113.7 日(同 113.8 日)となっている。
とされています。
この数値をもとに、年間休日日数の状態がどのようになっているか確認してみましょう。
ちょっと少ないぐらいであればまだマシですが、大幅に少ないようでは問題アリと考えます。
週休2日制の落とし穴
ややこしい書き方としてよくあるのが、「週休2日制」と「完全週休2日制」。
同じように見えますが、完全が付くと付かないとでは大違いなんです。
それぞれの意味は以下の通りです。
- 週休2日制
「1ヶ月に最低1回以上は週に2日間休みがある」という場合に使う。
- 完全週休2日制」
「土日が完全に休みとなる」という場合に使う。
週休2日制を完全週休2日制と同じ意味に捉えていると、後で痛い目を見ることになるので気を付けましょう。
これらを踏まえたうえで、年間休日日数を計算すると、中には厚生労働省で定められている休日日数に満たない場合があります。
満たないということは、ブラック企業である可能性が高いということなので気をつけて下さい。
ブラック企業の見分け方〜就職四季報のデータによる見抜き方
東洋経済新報社から発行されている就職四季報というものがあります。
就職四季報のデータを参考にするのもブラック企業かどうかの見分け方の一つ。
就職四季報とは、就職活動に必要な企業情報の詳細(離職率や給与情報など)を知ることができる冊子状の読み物のことで、書店などで買うことができます(ネットでも可)。
就職、転職サイトなどからは入手できない情報が事細かに載っているので、ブラック企業かどうかを見極めるためにも役立ちます。
いわゆる第三者が掲載する何の誇張もされていない情報を見ることができるのです。
ブラック企業かどうか、以下のようなポイントに注目して判断するという見分け方もあります。
3年後離職率
3年前に入社した人(新卒者)の離職率を表したものになります。
退職理由は様々ですが、それでも「3年以内の離職率は3割程度」というのが平均なので、それを大きく上回るような離職率はブラック企業であるとみることもできます。
また、3年後離職率と共に通常の離職率(1年間)もあり、そこの企業の1年間の離職率も知ることができます。
全体的に見て5%以内で収まっていれば平均的ですが。それを超えるとなると注意する必要アリと考えます。
高すぎる離職率は、人間関係や労働条件の悪さがある関係していることがよくあるので、ブラック企業である可能性が高いです。
ただ、業種によって離職率にも差があるので、業種ごとのデータをみることは重要です。
離職率の高い上位5業種
- 教育、学習支援業(48.85%)
- 宿泊業、飲食サービス業(48.51%)
- 生活関連サービス業、娯楽業(45.01%)
- 医療、福祉(38.55%)
- 不動産業、物品賃貸業(38.50%)
平均継続年数
会社の設立年と比較して、社員の平均勤続年数が短めの企業はブラック企業である可能性が高いので注意しましょう。
ただ、男女では勤続年数に差があるのは当たり前。
女性は、結婚や妊娠などを理由に離職する可能性が高いので、男性と比べるとどうしても勤続年数が短めになります。
比較するのであれば、男性の勤続年数で確認しましょう。
平均勤続年数が短いということは、離職率が高いというわけで、労働条件などの悪さが示唆されるのでブラック企業!という見分け方をすることもできます。
給与
給与欄には、初任給、ボーナス、有給休暇ほか、25・30・35歳賃金(年齢別による平均賃金)などの詳細が載っています。
年齢別による平均賃金を見れば、おおよその昇給額が分かりますので、そこをチェックしておくと就職後の給与の変動がみえてきます。
仮に初任給が高く魅力的にみえるような企業であっても、就職四季報で調べると昇給額が低いというケースもあります。
ブラック企業の見分け方〜口コミサイトで見抜く方法
ブラック企業かどうかを知るには、口コミサイトからの情報が役立ちます。
口コミサイトでの情報源は、そこの企業の現社員や元社員。
そこで働いている(働いていた)から知りうる情報が満載です。
中でも以下で紹介する口コミサイトは情報量も多く分かりやすく記載されているので、きっとあなたの転職活動の役になってくれますよ。
企業名から検索すると、その会社の関連会社も表示されます。
シンプルで見やすい作りとなっている口コミサイトなので、イラスト入りで漫画のようなサイトは苦手…という人はこちらのサイトがおススメです。
地域・業界・投稿者属性など、各々をランキング形式で紹介してくれる口コミサイトです。
ランキング形式なので、複数の企業を一目で比較検討できてしまいます。
「企業名で一つ一つ探していくのは面倒」というような、面倒くさがりな人はこちらの口コミサイトを利用してみてはいかがでしょうか?
気になる2つの会社を同時に比較できる機能がついています。
平均年収や平均勤務時間など、ドコとドコがどう違うのか、選んだ2社の違いを一目でわかりやすく表示してくれます。
ブラック企業の見分け方〜説明会や面接時から読み解く
企業側の人と直接会う機会として、次のステップに「説明会」や「説明会を兼ねた面接」というものが設けられます。
ここでの社員の言動をチェック!
その企業がブラック企業なのかどうかを判断できる材料が隠れていますよ。
やる気・根性・努力(精神論)を押し付けてくる
やたらと精神論を押し付けてくるような企業は要注意。
サービス残業や休日出勤などといった重労働を強いられる可能性もありますし、パワハラが横行していることも否定できません。
ときに精神論も大切ですが、あまりにも押し付けてくる企業には注意しましょう。
曖昧で上辺だけの説明内容
ホワイト企業であれば明確にできる仕事内容も、ブラックであればハッキリ答えず曖昧なままにしておくことがあります。
「就職してみて初めて知る仕事内容(条件)は、自分の望むべきものではなかった」という状況になることになります。
仕事内容・残業時間・給与面など、労働条件においても具体的な内容を曖昧に誤魔化す企業には要注意です。
面接時に見せる社員の言動
ときとして、社風が社員の言動に表れることがあります。
意味もなく威圧的であったり、横柄な態度や人を見下すような態度を取るような企業は、入社後にパワハラに会う可能性が高いでしょう。
また、一見普通そうでも、入社日など、自社のみの都合ばかりを押し付けて求職者の都合に合わせてこない企業もパワハラなどが横行するブラック企業である可能性が高いと思われます。
中小企業なのに会場が豪華
大手企業であればホテルなどの一室を貸し切って会場にするのはよくあることですが、中小企業など小さい規模の企業ではあまり使いません。
ブラック企業は自社の労働条件の悪さを何かで隠したがりますので、そのような点に注目するのも、ブラック企業かどうかの見分け方の一つの方法です。
それが表れるのは、募集要項による文言だったりもしますが、説明会や面接会場の豪華さで隠すことがあります。
規模の小さな会社のわりには、大きな会場でド派手に説明会や面接をする企業には気をつけてください。
接触時間が短い
個人の能力を重視してとるのではなく、来るもの拒まず的な感じで、いわゆる「使い捨て要員」を探している企業もあります。
面接や説明会では、本来なら時間をかけてお互いの条件を精査するものですが、そのようことはせず雑談のような説明のみで終了!というような企業は、労働条件が悪く離職率が高いと思われるので注意が必要です。
ブラック企業の見分け方〜厚生労働省のブラックリスト一覧
厚生労働省より、ブラックリストの一覧が公開されています。
これは、
我が国においては依然として長時間労働が問題となっており、長時間労働の削減は喫緊の課題です。これに取り組むため、「働き方の見直し」に向けた企業への働きかけや、長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導の徹底等を行っています。
引用元:長時間労働削減に向けた取組
の考えのもとで作られたものであり、過労死を防ぐため毎月更新されています。
これをもとにブラックかどうかを見極めるのも一つの手。
ただ、掲載されていない企業が必ずしもブラック企業ではないというわけではありません。
これは一つの参考とし、他からも情報収集して注意しながら探していくようにした方がより良い情報が得られるはずです。
ブラック企業を見分けるのはやっぱり難しいと思ったら
ここまで、6つのブラック企業の見分け方を伝授してきましたが、やっぱり自分の力のみではブラック企業かどうかを見分けるのは難しい場合がほとんどです。
そんなときは一人で悩まず、こちらの転職エージェントにて力を貸してもらいましょう。
リクルートエージェント
マイナビエージェント
プロのエージェントがきっと、あなたにとって最適なホワイト企業を探してくれます。
ブラックな企業を見分けることができれば、もう怖いものなしです!さぁ、労働条件のいい企業を探しましょう。優良な企業があなたを待っています。