アパレルから事務職に転職!体験談からわかる志望動機・自己PR例

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アパレルから事務職に転職!成功する業種や志望動機・自己PR例

アパレルという接客業から、デスクワーク中心の事務職の転職なんて無理・・・と思いこんでいませんか?

「ワードやエクセルなんてほとんど触ったことが無い」

「実務経験が無いから、書類で落とされるのでは・・・

「志望動機や自己PRになんて書けば良いかわからない」

私が転職エージェントとしてお会いしてきた方の中にも、こんな風に思って、踏み出せなかったという方は多いです。

 

確かに異業種の事務職への転職は難しく、見よう見まねで履歴書を書いてみたものの、書類で何十社も落とされた、なんて人もいました。

そうなってしまったら、「自分には事務職の資質が無かった」と転職を諦めてしまうかもしれませんね。

 

でも実は、そういった方のほとんどは、本当は事務職で活躍できるポテンシャルが十分にあるのに、上手にアピールできていないだけだったりします。

アパレル販売員から事務職なんて方向性が違いすぎる、と感じるかもしれませんが、それはあなた自身の資質に無自覚なだけです。

 

実際には、アパレル販売員だったからこそ向いている事務の職種・業種があります。

 

また、

  • 企業研究をしてアパレル経験が生かせる部分を見つけることで、書類審査が通る志望動機・自己PRを書くことができます。
  • 現時点では足りていないスキル(PCなど)を補う方法があります。
  • キャリアを転職エージェントと一緒に客観的に見直すことで突破口を見つけることができます。

 

では具体的にはどのようにしたらよいのでしょう。

転職に成功したお二方の体験談と、そのプロセスをお話しいたします。

アパレル販売員経験者にチャンスがある事務職のタイプや業種も紹介しますので、参考にして下さい。

 

ご自分の本当のポテンシャルを知ることで、念願の事務職へ転身し、培ってきたスキルを生かしながら成長していく未来が描けるはずです。

アパレル販売員から事務職に採用された2人の体験談

まずは、アパレル販売員から未経験の事務職に転職できたお二人の体験談をご紹介します。

 

営業事務への転職に成功したアパレル販売員の体験談

Aさんは、人を喜ばせることが好きという気持ちから、アパレルショップの販売員になりました。

憧れのショップでの仕事に喜んだのもつかの間、給与の低さ、商品を売ることの難しさ等に直面し、次第にモチベーションを失ってしまいます。ショップ運営にはデータ面での管理も重要であると感じていたというAさんは、裏方で社員を支える仕事をしたいと思い、事務職への転職を決意します。

しかし、初めての転職に、何をしたら良いのかわかりません。

そこで、利用したのが転職エージェントでした。

私はAさんに、アパレルメーカーの営業事務をご提案しました。

そして面接でコミュニケーションスキルと新たな職種への意欲をアピールした結果、Aさんは内定を勝ち取りました。

不安材料だったPCスキルは、独学でワードやエクセルの基本操作等を学んでいたため、仕事をするうちにすぐに慣れたそうです。

また、取引先からの電話やメールには、販売員として培った接客スキルが役に立ち、明るく丁寧に対応することができました。

さらに、営業さんとのコミュニケーションをしっかりと取りながら細かい気配りをしてくれるAさんの姿勢は、周りからも評価されました。

Aさんは営業さんをはじめとした社員達の役に立っているという実感をもつことができ、意欲をもって仕事ができるようになりました。

Aさんは、今後はさらにPCスキルを向上させるため、MOS資格の取得を目指して頑張っています。

 

一般事務への転職に成功したアパレル販売の管理職の体験談

Bさんは、販売員を経て、中規模の店舗の店長を任されていました。

しかし、管理職という重圧に対して給与が少ないことが不満要素でした。しかも個人売り上げノルマが厳しく、時には自腹を切って自社製品を購入することもあたりまえという環境でした。

このまま店長を続けても、昇給はほぼ無いため、将来への見通しが持てず、キャリアの行き詰まりを感じていました。

この状況を変えたいと、ノルマが無く、将来的な給与アップが望める事務職を目指して転職活動を開始しますが、書類選考をなかなか通過出来ず、エージェントに相談にいらっしゃいました。

アパレルと関係のある業界の事務職を中心に数社に紹介をした結果、服飾の通販を扱う企業にて内定をもらうことができました。

ファッション用語に詳しく、マネジメントもしていたことをアピールしたことが、採用に有利になったようです。

結果として、年収はほぼ変わりませんでしたが、ノルマからの解放は仕事へのモチベーションを大きくアップさせました。さらにBさんにとって嬉しかったのは、日々自身の成長を感じられるようになったことです。アパレルの現場の経験が、現在の仕事をより理解する手助けになっており、事務職という新しい職種にもすぐ慣れることができました。そのためすぐに仕事の効率化に注力することができようになり、スキルの向上を実感しながら働けるようになりました。

 

さて、成功したお二人に共通していることがあります。

それは

アパレルの経験で培った強みを生かせる転職をした

ということです。

 

漠然と事務職を希望している、というだけでは、職務経歴書の内容も薄っぺらいものになり、書類審査を通りません。

 

経験の生かし方がイメージできれば、狙う企業の方向性も定まりますし、志望動機や自己PRもぐっと書きやすくなるのです。

 

アパレルから事務職への転職がしにくい事務職としやすい事務職、おすすめの業種

経験の生かし方が大事、と述べましたが、事務職にもいろいろあり、そもそも未経験者にはハードルが高いものもあります。

また、逆にアパレルの経験を生かしやすい事務職種・業種もあります。

転職しにくい事務職

経理事務

数字を多く扱うため、専門知識が必要になります。エクセルの数式の知識や簿記などの資格があると良いのですが、そうでなければ実務経験者が圧倒的に有利な職種です。

 

総務事務

各部署を横断して会社全体に関わる業務を広く引き受ける職種です。そのため、オフィスで働いた経験がないと仕事のイメージがしづらいです。

また、会社によっては人事や法務を兼任していることがあるため、求められる知識もさらに幅広くなります。

 

転職しやすい事務職

一般事務

一般事務職の仕事内容と言えば、企業によって様々ではありますが、パソコンでの資料作成やファイリング、メール・電話対応などが思い浮かぶでしょう。

 

これらに必要なスキルは、実は

アパレル出身であれば既に持っている、もしくはすぐに習得できるものです。

 

例えば、アパレルを経験してきた皆さんは、明るい声でしゃべることや、相手の要望を聞く、というのは得意ですよね。

実は、こういった、コミュニケーションの基本が難しいという社会人は案外多いのです。社員と話す際に、いつでも明るい声で対応している、というだけでも、社会人としての好感度は上がります。

 

そして接客業だけをしてきた方にとって、1番不安なのが、パソコンスキルでしょう。

これに関して言えることは、

一般事務職に求められる程度のPCスキルはすぐに身に付けられる

ということです。

そして、逆に基本のPCスキルさえあれば、一般事務のハードルはぐっと下がるということなのです。

 

基本のPCスキルを身に付けるには
  • ブラインドタッチ

フリーのソフトや、練習サイトがたくさんあります。

ゲーム形式など楽しくできるものもありますので、自分の好きなタイプのソフトやサイトを使ってみましょう。

 

  • オフィス系ソフト(ワード・エクセル)

書籍や、動画サイトで公開されているハウツー無料動画で学ぶことができます。

一般事務であれば、基本的な操作だけわかっていれば充分です。

 

営業事務

アパレル経験者に特におすすめなのが営業事務です。

接客経験があるので、営業の仕事も理解しやすいからです。

また、営業さんのサポートとして、顧客に対応したり、時には営業に同行したり等もあるため、よりコミュニケーションスキルが重要になります。

PCスキルに関しては、文字だけでは無く、図表を扱うこともあります。エクセルを使ったグラフや表の作成や、パワーポイントの簡単なプレゼンテーション機能・作図機能等の操作も習得しておくと、さらに安心です。こちらも書籍や無料動画で基本操作を学ぶことができます。

 

おすすめの業種

前職の業種と親和性の高い業種を選ぶことで転職に成功するケースは多いです。

アパレルと相性の良い業種は以下の業種です。

アパレル業界

まずは、やはり同じ業界内の事務職への転職です。現場の状況を理解しているので、より実情に即したサポートができます。

 

通販業

販売に関する業種なので、ご自身の身に付けてきた販売ノウハウが生かせます。

特に、服飾の通信販売を取り扱っている企業では、アパレル経験者を求めるところが多いです。

 

美容業界

美容業界でも、アパレル販売員の経験は有利に働きます。

ターゲットの層が近いことから、業界の雰囲気も似ており、働くイメージも付きやすいです。

 

アパレルから事務職への転職を成功させる志望動機と自己PR

狙うべき事務職種・業種が定まったら、志望動機・自己PRの書き方についてまとめていきましょう。

 

実務経験がない時点で、経験者に比べると不利なのは確かです。

ではどうすればよいかというと、

可能性をアピールするのです。

 

もう少し詳しく言うと、

私には御社で成長できるポテンシャルがある!ということを伝えるのです。

 

前半で述べた通り、一見事務職とはほど遠く見えるアパレル販売員も、アパレルを経験したからこそ持っているスキルがあります。

ご自身のスキルや適性を、経験を織り込みながらアピールしましょう。

 

そして、その適性を、転職先でどう生かしたいのかを書きます。

これには、企業研究が必要になります。

希望の企業の求める人材を分析し、それに自分がどう応えられるのかを採用担当にイメージしてもらえるようにしましょう。

 

職種毎に内容例を挙げていきます。

一般事務

志望動機

  • 販売員としての経験の中で、在庫管理や顧客情報といったデータが販売に大きく影響すると実感しました。今度はそういったデータの作成・管理をしてみたいと思うようになり、事務職を志望いたしました。

御社の、お客様とのつながりを大切にする企業のあり方に惹かれ、管理運営の面から御社に貢献したいと思っております。

 

  • 販売員として務める中で、華やかな店舗での仕事の根底には、膨大な商品を取り扱うための様々な業務が必要なことを実感しました。裏方の業務をするうちに、そういったコツコツと仕事をすることが自分には向いていると感じるようになりました。

今回募集されている新規部署立ち上げの仕事において、前職での経験は商品の管理等で生かせると思い、応募いたしました。

 

自己PR

  • 接客を通して得た笑顔とコミュニケーションスキルには自信があります。

 

  • 扱う商品が多い店舗にいたことから、在庫を状況に応じて使いやすく分類するなど、店員全員にとってわかりやすい商品管理に努めてきました。ニーズに即した業務の効率化などの提案が得意です。

 

  • 事務職への転職のため、独学でパソコンスキルのアップに努めました。

 

営業事務

営業事務も、基本的には一般事務と同じようなことが言えます。ですが、より接客の経験が生きる職種ですのでさらに下記のような内容を盛り込んでもよいでしょう。

志望動機

  • 販売員と並行して副店長として店長のサポート業務をしたことをきっかけに、それに似た営業アシスタントという仕事に興味をもちました。また、お客様にトレンドの商品をお届けするために、事務方の素早く正確なサポートがいかに大切かを実感しております。

今回の募集職種である営業アシスタントの、営業の方とチームを組んで進めるというお仕事において、私の経験を生かせると思い、御社を志望いたしました。

 

自己PR

  • 様々なお客様の要望やクレームに向き合ってきたことから、お客様のお言葉に対して、傾聴しながら臨機応変に対応するスキルを身に付けてきました。この経験は、御社においても顧客への一次対応などに生かせると思っております。

 

アパレルから事務職への転職成功の鍵は転職エージェントを利用すること

ここまで、アパレル販売員だったあなたにも未経験の事務職への転職のチャンスがあることをお伝えしてきました。

 

ですが、事務職は大変人気の職種であり、その中を勝ち抜くのはやはり困難が多いです。

そんなときにおすすめなのが、転職エージェントです。

転職エージェントの力を借りると、以下のようなメリットがあります。

企業のニーズに合致した志望動機と自己PRを一緒に考えてくれる

志望動機・自己PRの内容を考える際に、一緒に考えてくれるエージェントは頼もしい味方です。

まずエージェントは面談を通して、あなたのキャリアを整理してくれますので、客観的に自分の強みを知ることができます。

また、転職成功には企業研究が必須ですが、エージェントは企業のニーズを直接担当者から聞いています。あなたがアパレルで培った経験が、どうその企業で生かせるのかを、より具体的に知ることができます。

 

非公開の一般事務・営業事務の求人情報を提供してもらえる

一般事務や営業事務への転職がしやすいのはわかったけど、意外に案件は少ない、と思いませんでしたか?

実は、企業側も応募者を精査するため、限られた媒体でしか公開していないことがあります。

エージェント経由であれば、そういった求人情報をたくさん手に入れることができ、より効率良く求人を探すことができます。

 

エージェントによる推薦状を付けてもらえる

エージェントは企業側に推薦状を提出します。

これは、エージェントから見たあなたの魅力を伝えてくれるものです。

エージェントは企業のニーズを知った上で書いていますので、よりあなたがその企業に向いている理由が明確になり、採用に有利になります。

 

まとめ

アパレルから事務職への転職の成功事例と、それを実現するプロセスについて紹介しました。

アパレル経験者は、事務職でも生かせる資質・スキルを持っています。

 

経験を生かして、事務職で働ける未来が描けたのではないでしょうか。

あなたが本当に輝ける仕事への転職ができることを祈っています。