看護師の試用期間の辞め方にはルールがある!3つの手順で円満退職!

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看護師の試用期間の辞め方にはルールがある!3つの手順で円満退職!

看護師の試用期間の辞め方について、あなたは正しい知識をお持ちですか?

 

「試用期間中って、お試し期間でしょ?辞めたい時に辞められるんじゃないの?」

「そういえば、試用期間中の辞め方ってよく知らない…正しい辞め方を知りたい!」

 

試用期間という言葉の響きから、なんとなく自由に退職できそうな気がしている看護師は案外多いんです。

 

でも、たとえ試用期間とはいえ、一度採用されたあなたの扱いは本採用の看護師と同等です。

つまり、基本的に本採用の看護師と辞め方は同じということ。

「辞めたいので明日から来ませ〜ん!」とはいきません。

 

試用期間中でも、正しい辞め方をするには『ルール』がある!

一つ言えることは、辞めたい場合は早いタイミングで退職の意思を伝えることが大切ということ。

 

何故早いタイミングで退職の意思を伝える必要があるのか?

そして、試用期間中の正しい辞め方の手順とは?

 

今回は、この2点を中心に試用期間中の辞め方について詳しくご紹介します!

 

看護師の試用期間の辞め方で大切なのは、早いタイミングで退職の意思を伝えること!

 

看護師の試用期間の辞め方で大切なことは、早いタイミングで退職の意思を伝えること

 

何故こんなことが言えるのかというと、実はこれには法律の問題が関係しています。

退職する際に関係してくる法律が、民法627条です。

 

民法627条1項によると、『雇用の期間を定めなかった場合は、いつでも解約の申し入れをすることができるが、雇用の終了は解約の申し入れから2週間を経過することで終了する』とされています。

 

簡単に説明すると…

時給や日給で採用された看護師は、いつでも退職OK!

ただし、辞める2週間前までに退職の意思を伝えなきゃダメですよ〜ということですね。

 

じゃあ、月給制の看護師は?

もちろん、こちらも定めがあります。

 

民法627条2項によると、『雇用の期間を定めた場合、解約の申し入れは次期以後にすることができるが、当期の前半にしなければならない』とされています。

 

ややこしい言い回しですが、こちらも簡単に説明しましょう。

 

月給制で採用された看護師は、月の前半に辞める意思を伝えると月末に退職OK

裏を返せば、月末に辞める意思を伝えた場合は、よく月の月末まで退職できないかもしれませんよ〜ということですから、注意が必要ですね。

 

一見面倒くさそうな縛りに思えるかもしれませんが、このルールを守りさえすれば、試用期間中であっても正しい辞め方ができるということ!

 

ただ、もう一つ厄介な縛りが存在します。

それが、『就業規則』

 

どの職場にも、就業規則というものがありますよね。

『退職する場合は、2ヶ月以上前に申請すること』なんて記載がある場合は、さらに辞める意思を伝えてから退職までに時間がかかってしまうことに…。

 

でも、言ってしまえばこれもルール。

 

民法627条・就業規則、どちらをとっても『早いタイミングで退職の意思を伝えること』が試用期間中の辞め方としては大切になるということですね!

 

「いやいや、ルールか知らんけど、私は今すぐにでも辞めたい!試用期間中に即時退職する方法は、絶対ないの?」

という看護師にオススメの記事がありますのでご紹介しましょう。

 

こちらも合わせて、ぜひ参考にしてみて下さいね!

 

 

看護師の試用期間の辞め方には正しい手順があった!円満退職するための3つの手順とは?

 

看護師の試用期間の辞め方で、次にご紹介するのは『3つの正しい手順』です。

この手順を守ることこそが、円満退職の秘訣

 

①就業規則を確認する

これはトラブル回避には必須

 

例えば…

「民法上、今日は月の前半だから、今辞めるって伝えれば月末には退職できるな。」

と思い込んで、就業規則をよく確認せず、「今月末で辞めさせてください!」と申請したとしましょう。

 

でも実際は、就業規則に『退職する場合は、2ヶ月以上前に申請すること』と記載があれば、強い引き止めに合う可能性は大

 

ですから、試用期間中に正しい辞め方をするなら、必ず就業規則を事前に確認しておくことが大切です。

 

②上司に退職の意思を伝える

民法上・就業規則上、正当に退職できる日を把握したら、次にすることは上司への申請です。

この時大切になるのが、まず『相談』という形で退職の意思を伝えること

 

いきなり、退職届け提出はNG!

電話で「辞めたいです!」もNG!

 

そこは、常識的に面と向かって思いを伝えることで、誠意を表することが大切

 

そして、退職理由は、あくまで職場側を非難しないことが重要です。

 

「自分の能力不足で仕事についていけませんでした。」

自分側の問題とすることで、円満退職を演出することができるわけですね。

 

試用期間中に辞める決心をするくらいですから、相当不満は溜まっていることでしょう。

でも、そこはグッと我慢。

 

あとは、家庭の事情という理由も有効です。

プライベートな理由であれば、上司も退職の強い引き止めはしにくいでしょう。

 

試用期間中に正しい辞め方をするなら、上司に退職の申し入れをする際、いかに揉めないかが大切になるということですね。

 

③退職届を提出する

試用期間中の正しい辞め方の総仕上げは、退職届の提出です。

退職届は、提出前に必ずコピーを取るようにして下さいね!

 

ブラックな職場の場合、退職を認めたのにも関わらず、「そんなの知らないよ〜。」なんてことが起きないとは限りません。

自分の身を守るためにも、コピーを持っておくことは大切です。

 

 

看護師の試用期間の辞め方で上司の強い引き止めにあった場合は?

 

看護師の試用期間の辞め方で、円満退職するための正しい手順をご紹介しました。

 

ただ、正しい手順を踏んだにも関わらず…

「上司の強い引き止めに遭って面倒なことになったんだけど!」

なんてケースもあるかもしれません。

 

看護師不足のこの時代、人手を失いたくないと思うのは、どこの職場でも同じ。

なんとか辞めさせまいと奮闘する上司がいるのは、ある意味当然かもしれません。

 

困ったときは、看護師転職コンサルタントを活用してみて下さい。

退職の引き止め対策にも詳しいですから、的確なアドバイスをしてもらうことができますし、次の転職先探しの手助けもしてくれます。

 

もちろん、試用期間に辞めたいとは思わないような職場を紹介してくれますからオススメですよ!